日曜日の深夜2時。
今週は夜勤週。
夜勤前はいつも、夜通し起きてて朝に寝る。
睡魔と戦いながら座椅子にころがり、ぼーっと魂が抜けた状態でYouTubeを見ていると、
『腹へった気がする。』
と、気づいてしまった。
いや、、気づいていたけれど、気づかないふりをしていた。
この時間に食べると太っちゃうから。
脳内では「食べちゃえ!」って声と、「ここで食べたら負けだよ!」という声が戦った結果、、
電気ケトルでお湯を沸かしている。
冷蔵庫には食べれそうなものは無く、入っているのはほうれん草と玉ねぎ、そして酒のみ。
この時間から料理するのも億劫だった。
たまたまシンク下の棚を開けると、カップ麺を発見。
「あ、ラッキー!」とつぶやきながら、お湯を入れる。
3分間、カップの湯気を見つめながら、いろんなことを思い出す。
今日もゴロゴロして1日終わったなとか、気になってた本を買い忘れたなとか。
蓋の隙間から漏れた湯気を見ながら思う。
麺をすすると、なんだか胸がじんわりしてくる。
「また夜中に食べてる……」とちょっとだけ落ち込む。でも、うまい。
食べ終わる頃には、後悔と満腹感が交互にやってきて忙しい。
でも、それでもいいかと思えてしまった。
「時間を無駄にした」「ダメだなって」って思うけど、完璧じゃなくていい。
こんな自分でもいいや。
カップ麺に救われたな。
明日ちゃんとすればいい。
深夜2時とカップ麺。
ダメな自分を、ちょっとだけ許す時間だった。
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